「京風おせち料理」で塩干食品の底力を知る


写真提供:京都アークホテル
いよいよ12月。師走の寒風も日に日に厳しさを増し、京都特有の底冷えがこたえる季節となってきた。おまけに20世紀との別れも後数日と迫り、更に慌しさを覚える頃、京都塩干魚卸協同組合から『京風おせち料理教室』を京都市民を対象として開催するとの知らせを受けた。
当初、ピンとはこなかった筆者ではあるが、塩干食材とおせちの関係についてよくよく考えて見れば、今のように年中無休のコンビニやファミリーレストランなどがなかった頃、お正月の一斉休業は当たり前、おせち料理は正月期間の究極の保存食であり、ごちそうであったはず。
塩干食についての、京料理の真髄の一端を知ることが出来るのではと、お招きに預り取材させて頂く事とした。

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