その名の通りの透明な桜色をしており、名前もここから由来しています。
駿河湾だけでなく近海の遠州灘、相模湾、東京湾でも生息しているようですが、駿河湾に比べその数はきわめて少なく、漁が成立するほどのものではありません。
本来は深海に生息していますが駿河湾内の桜海老のみ300メートルほどの比較的浅い水深に生息しており、闇夜の夜には水深2,30メートルくらいまで浮遊して来ることもあるようです。
昔は年中獲っていましたが、現在は春漁と秋漁の2回。春漁は3月下旬から6月上旬、秋漁は10月下旬から12月下旬まで。これ以外の期間については休漁となります。
じゃこと同様まるごと食べられるせいもあり、たんぱく質、カルシウム、りんなどの含有量に優れる健康食品です。
そしてその長い「ひげ」は近年発ガンを物質の毒性緩和作用や活性酵素の消去作用などがあることが確認できました。加工途中で取り除かれていた「ひげ」も副産物として有効利用されることになるかもしれませんね。