京都塩干魚卸協同組合
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よくある質問
 塩干組合って何?さまざまな疑問にお答えします。
組合の沿革
 塩干組合の歴史と概略です。
=よくある質問=
沢山の協同組合が一つとなって中央卸売市場が成り立っているようですが、どのような組合が市場内にあるんでしょうか?
この京都市中央卸売市場を開設しているのは京都市です。その管理・運営にあたっては農林水産大臣の指導監督を受けております。
京都の中央市場は青果と水産の2つに大きく分けられます。
水産は卸売業者として株式会社大水京都支社・大京魚類株式会社の2社が有ります。そして仲卸業者の組合として、京都全魚類卸協同組合と私どもの京都塩干魚卸協同組合があります。
青果さんの方は卸売業者として、京都青果合同株式会社の一社となっておりますが、仲卸組合も同じように、京都中央市場青果卸売協同組合と京都野菜卸売協同組合の2組合があります。
そのほかに乾物、佃煮などの卸業者で構成される京都中央綜合食品協同組合、包装容器や厨房器、飲食店など中央卸売市場に係わりのあるあらゆる業者が集まった京都市中央卸売市場関連事業者連合会があります。それに小売の団体である京都水産物小売団体連合会、京都青果小売商組合連合会を含めて「場内12団体」とされております。
どのようなお店が加盟しているのですか?
私たちの組合は、市長の許可を受け京都市に一定の保証金を納め、卸売業者との売買取引に参加する仲卸業者によって組織された組合です。現在組合員数は22名です。
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京へ魚を運んだ道というと、鯖街道がありますが、鯖街道について教えてください。
鯖街道の歴史は1300年前(奈良時代)からであるとされています。
」街道といいましても、鯖だけでなく、甘鯛(グヂ)笹カレイ(若狭カレイ)、松葉カレイスズメダイイワシなど、多くの魚が一汐(ひとしお)されて、若狭の海から京の都へ運ばれていました。
京の都には近くに海がないため、京に入ってくる魚のほとんどは長持ちさせるために一汐されていたといいます。なぜ鯖の名がとられたかといいますと、一汐された鯖を若狭の行商たちが、野や山を越え、一昼夜かけて都へ運んだことにより、ちょうどよい塩加減になり、それが都で大変珍重されたことによるといわれています。一度に一人が運んだ荷物の重さは約30kgといわれており、大変重労働であったことがわかります。
また、この街道は、魚だけではなく、大陸から若狭に伝わった文化を京へ運び、また、都からの文化を若狭に運んだ道でもあり、それは若狭にある仏教美術や民俗行事などから窺えます。
魚が食べたい、でも近くに海がない、それでは運んでいる間に鮮度が落ちないように一汐した魚を手に入れようではないか、ということで、京都では特に塩干食材が珍重されてきたことがわかります。
まさに、京都での塩干食材は、鯖街道とともに発展してきたといえましょう。

A)若狭街道
上中〜熊川〜保坂〜市場〜途中〜大原〜八瀬〜出町柳〜京都
メインルートとされていた。全長約68km。

B)根来峠・針畑越え
遠敷〜上根来〜桑原〜久多〜オグロ坂〜大見〜鞍馬〜京都
鯖街道の中でも一番古くから利用されている道である。大勢の人がよく通った道でもある。

C)九里半街道・琵琶湖
小浜〜遠敷〜日笠〜三宅〜熊川〜保坂〜今津〜(船便)〜大津〜京都
小浜から近江今津までは水坂越えで約9.5里あることから名付けられた。船便での運搬は 楽であったためによく利用されたようだが、琵琶湖が荒れた時は利用できず、今津から陸路をとり、湖岸沿いに運んだとされる。朝に小浜を出発し、夕方には今津に着き、小松(今の近江舞子)で一泊していたようである。

D)和邇街道
ルートははっきりしていない。
遠敷の町並みの中にある、旧国道から北へ向かう幅2mあまりの道。根来坂を経由して滋賀県の和邇へ至る道であったと考えられている。

E)雲ヶ畑街道
久坂〜染ヶ谷〜五波坂〜佐々里〜雲ヶ畑〜京都

F)周山街道
(1)久坂〜堂本〜知井坂〜中〜安掛〜周山〜京都
(2)高浜〜石川〜口坂本〜棚野坂〜鶴ヶ岡〜周山〜京都

周山街道越えは距離的には近道であったが、道のアップ・ダウンが激しく、あまり利用されなかったとか。

どのような食材を扱っているんですか?
私たちの組合が扱っている商品については、数の子棒だらなどの北海産商品、ちりめんじゃこ煮干などの煎子(いりこ)商品、干カレ開アジなどの干魚商品、塩さば甘鯛(グヂ)などの一汐商品、茹タコ茹ガニなどの茹品、そしてちくわかまぼこなどの煉製品等があります。
このほかにもまだまだたくさんの商品がありますが、今後このページの中でもいろいろな形で紹介していきたいと思っております。
塩干卸協同組合の歴史は?
私たちの組合は昭和37年9月に京都塩干魚仲買組合として発足し、昭和46年7月に仲卸業者に名称変更する新市場法により組合名を変更し、現在の京都塩干魚卸協同組合となりました。
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京独自の塩干食材にはどんなものがありますか?
京風おせち料理について考えて見て下さい。京風おせち料理には、数の子棒だら田作かまぼこ等の塩干食材がかかせません。
また京都は一年を通じ、たくさんのお祭りがあります。京都では祭りにの姿寿しが作られてきました。日常のおかずにも京野菜と塩干物をとりあわせた料理は多くみられます。
いもと棒だらのいもぼう・身欠にしんとなすびのたいたん・ちりめんと山椒のちりめん山椒・わかめと筍の若たけ等、京のおばんざいには塩干物がたくさん使われています。
このように、伝統的な京の食文化の中には、塩干商品が多く息づいています。
現在中央市場には、北は北海道稚内で生産された棒だらから、南は九州宮崎のちりめんと、全国から多数の食材が入ってきます。全国でも京都の市場には、市民の味覚に応えるため、昔から高級食材が集中的に入荷していました。このような京の食文化を守るべく、今後も市場人としてより一層努力していきたいとおもいます。
市場というと、関係者しか入れないというイメージがありますが、気楽に市場内を見学させていただく方法はあるのでしょうか
一般市民に対し、開設者の京都市では生鮮食料品の流通機構についての理解を深めるための一助として、市場のPRのビデオ及び映画を製作、消費者団体・学校等の見学者に対する上映及び貸出しも行っております。なお平成元年度から展示室を設置し、見学者に開放しております。
ご意見・ご質問が御座いましたら組合までお気軽にご連絡下さい。
  電話番号  (075)312-5246
  FAX番号 (075)312-5248
  Eメール   enoroshi@jeans.ocn.ne.jp
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