A)若狭街道
上中〜熊川〜保坂〜市場〜途中〜大原〜八瀬〜出町柳〜京都
メインルートとされていた。全長約68km。
B)根来峠・針畑越え
遠敷〜上根来〜桑原〜久多〜オグロ坂〜大見〜鞍馬〜京都
鯖街道の中でも一番古くから利用されている道である。大勢の人がよく通った道でもある。
C)九里半街道・琵琶湖
小浜〜遠敷〜日笠〜三宅〜熊川〜保坂〜今津〜(船便)〜大津〜京都
小浜から近江今津までは水坂越えで約9.5里あることから名付けられた。船便での運搬は 楽であったためによく利用されたようだが、琵琶湖が荒れた時は利用できず、今津から陸路をとり、湖岸沿いに運んだとされる。朝に小浜を出発し、夕方には今津に着き、小松(今の近江舞子)で一泊していたようである。
D)和邇街道
ルートははっきりしていない。
遠敷の町並みの中にある、旧国道から北へ向かう幅2mあまりの道。根来坂を経由して滋賀県の和邇へ至る道であったと考えられている。
E)雲ヶ畑街道
久坂〜染ヶ谷〜五波坂〜佐々里〜雲ヶ畑〜京都
F)周山街道
(1)久坂〜堂本〜知井坂〜中〜安掛〜周山〜京都
(2)高浜〜石川〜口坂本〜棚野坂〜鶴ヶ岡〜周山〜京都
周山街道越えは距離的には近道であったが、道のアップ・ダウンが激しく、あまり利用されなかったとか。
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